英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【オランダ】1日目-2 ライデン&交通カードOV-chipkaart

2018年(平成30年)5月
 
キューケンホフ公園の見学を終え、レンブラントが生まれ育ち、シーボルトが日本帰国後に住んだというライデンへ向かいます。
バスで20分あまり。行きに比べると混雑もなく、快調に飛ばしてくれました。
 
スーツケースは機内持ち込みサイズが1つ。それでも、ガラガラ引っ張りながら観光するには邪魔ではありますが、とりあえずランチができればいい。
 
この町にも風車があるんですよね~
中心部には2基あるのですが、こちらがDe Valk。市立風車博物館になっています。 

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ランチの場所を探しますが、なかなかハードルが高い。
メニューがオランダ語のところが多く、さっぱりなにやらわかりません。
テキトーに指差して決めるにも、わからなさ過ぎてリスク高過ぎ~
 
ぐるりと回って、英語メニューのあったお店に決定。
外がお好きな現地人&欧米人ですが、私たちは寒いので中へ避難。 
 
シンプルにチーズとハムのホットサンドウィッチ。
GRILLED HAM&CHEESE €5   

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こちらの名物クロケット(コロッケ)が入ったランチプレート
WERFF'S LUNCH SPREAD €12.5

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このランチプレートのボリュームといったら・・・
今になってゆっくりメニューを見ると、ランチプレートのパン3種類は、左から目玉焼き、クロケット、MACKEREL(サバ) SALDAと書かれていました。
アボカドのスプレッドかな?思っていましたが、サバが入っていたとは。
 
ビールとグラスワインを頼んで €30.7(4,100円)。
これといって特徴のないランチでした。名物といわれるクロケットも、普通のコロッケで。
 
食事を終えて、ライデンの町を少し散策しました。
まずは、1669年建造市門モースポールト。 

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この門を出た道が絞首刑が行われる場所へ続いていたので、「絞首台の門」とも言われていたそうな。  
でも、この橋の上からの景色は美しい~
片側には、停留されたボートハウスがいくつか見えます。
運河の上に住んでいるんですよね。 

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反対からは、市街地にもうひとつある風車De Putが見えます。
いかにもオランダらしい風景ですよね~ 

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門から内側を見ると中心部です。でも、ライデン大学を目指しているので、この左側へ進んでいくことにしましょう。 

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先へ進むと、次にレンブラント橋が登場します。
この跳ね橋渡ると、レンブラントの生誕地になります。 

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橋を渡って振り返ると、さきほどの風車De Putの正面。 

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この橋の右側から、クルーズ船がやってきていました。
乗船しているのは学生さんのグループっぽい。
みんなで歌を歌って陽気にやってきました。 

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レンブラントの生誕地は、通り過ぎてから地図を見て気づいたので、生誕地を示すプレートは見られませんでした。ただ、ステキなアパートだなぁと思って写した写真が、ちょうどその場所。 

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ライデン大学の傍なので、学生アパートなのでしょうか。
スタイリッシュな建物でしょう?
この左端にレンブラントの生誕地を示すプレートが埋め込まれています。
 
この向かい側に公園があるのですが、そこに少年時代のレンブラントが絵を描いている銅像があります。確かに通り過ぎたのに、まったく気付きませんでした。 

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     (画像はお借りしました)
グーグルマップで確認すると、ちょっと奥まっているんですよね。
  
アパートの前の街路樹は、いったいなぜこんなふうに括ってあるんでしょうね?
これから新緑がどんどん芽吹いていくと、風除けのように間が埋まるんとか?
もしそうだとしたら、街路樹というよりは生垣?
 
あとに通る旧裁判所の近くにもありましたが、こんな感じ。
樹形を整えてる? 夏場の目隠し? 

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レンブラント生誕地を抜けてもう少し行くと、ライデン大学に到着しました。
植物園もあるのですが、スーツケースを引っ張っているので断念。 

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町の景色、本当に美しいですよね。 

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上のれんがの家の右隣のお宅には、ネコちゃんもいてましたよ~
写真ではよくわかりませんが、白い椅子の上にも1匹寝転がっています。
ガラス越しだから、余裕の表情。  

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聖ピーターズ(聖ペテロ)教会を目指していくと、建物の前で外国人ツアーが説明を受けていました。あとで調べると旧裁判所。今はライデン大学の一部になっているようです。
てっぺんに秤を持った「法の女神」が立っているのが見えますが、弁護士徽章の中央に秤が描かれているのと同じですね。
 
この赤い雨戸はこちらの古い建物に多いです。
この後に訪れる地でも、あちこちで出てきます。 

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このそばに聖ピーターズ(聖ペテロ)教会があるですが、どこから入ればいいのかわからないで回っているうちに終わってしまいました。でも、こちら側からは、入れる場所がなかったような。全貌はもっと大きな教会です。 

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ピルグリムピューリタン清教徒)はイギリスでの弾圧を逃れライデンに一時期滞在していましたが、1620年メイフラワー号に乗ってアメリカに移住しました。その指導者、ジョン・ロビンソン牧師がここに葬られているそうです。
アメリカに移住したピルグリムのことを「ピルグリム・ファーザーズ」と言い、そこをルーツとするブッシュ大統領もここを訪れています。
 
でも、日本人にとってなじみがあるのは、やっぱりシーボルトですよね。
日本研究を目的に出島へやってきた医師であり植物学者のシーボルトは、日本の様々なものを収集し、持ち帰っています。
持ち帰った物は自宅に保管していましたが、そのコレクションは「シーボルト・ハウス」に展示されています。
 
日本のものを見に行く必要を感じなかったのでスルーしましたが、シーボルトの自宅だった建物です。 

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こうしてぐるっとまわると、左奥にシーボルト橋が見えるところへ戻ってきました。考えてみると、このライデンという町は、海から直線距離で10km離れています。川を下って北海まで出るってことでしょうね~ 

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この停泊場所には、クルーズ船の発着場所もあります。
今思えば、ここのクルーズは楽しかったかも。
狭い運河もあれば、川も通っているので、変化に富んでいたかな~
クルーズ船の発着場所を背に向こうを見ると、市立風車博物館であるDe Valkまで戻ってきました。  

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もう少しゆっくりまわっても良かったのですが、深夜発だと前日から丸2日ほとんど寝ていないことになります。2時間ほどでライデンをあとにして、今夜の宿泊地デン・ハーグに移動することにしました。
 
駅前には移動式の魚屋さんがありました。
結構買って行かれる方がいましたね~ ここで調理もしてもらえるようでした。 

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オランダはニシンの酢漬けが有名。
ここにもあったはずだけど、オランダ語表記ではわかるはずもなく。
 
ライデン駅はなかなか立派で近代的です。
時刻は16:10を指していますが、16:20発のデン・ハーグ行きに乗りました。  

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オランダの公共交通機関の話を載せておきます。
 
オランダの公共交通機関に乗るときは、ICカードOV-chipkaartを作った方が便利なようでした。なぜなら、普通の紙の切符を購入すると、1回あたり€1が手数料でかかります。 
ただ、ICカードを作るのに€7.5チャージするごとに€0.5がいるようで、都市間を走るNSに乗る場合は、残額が€20以上ないといけません。
 
しかも払い戻し時には€30以下である必要がある。
ちーっとばかり難し過ぎやしませんか?おまけに払戻手数料も€2.5いるそうな。
 
差し当たり、カード発行料€7.5+払戻手数料€2.5€10なので、10回紙の切符を買えばトントンになると考えればいい?
でも、私の出発前の予定では、5回しか乗る予定がありませんでした。
 
ライデンで初めて切符を買いましたが、行先の駅の名前を入れればOK。
チャージ用の券売機が多く、紙の切符用の機械は多くありませんが、クレジットカードも使えて簡単でした。
ちなみに現金の場合は、硬貨しか使えないと書いてありましたよ。
 
さて。ホテルへ向かいましょう。