ビクトリアをあとにして、バンクーバー空港からモントリオールへ飛びます。
ビクトリアのフェリーターミナル行きのバスの時刻表は、ブッチャートガーデンに行ったときに調べておきました。
ホテルへ戻る前にそばを通ったとき、あと15分ほどでバスが到着するという時刻でした。あとのバスでも余裕で間に合いますが、急いで戻ってみると先ほど待っていた人たちがまだいるので、13:57発のバスに乗れそうです。
ところが、バスの出発時刻になってもいっこうに来ないので、前から待っている人たちがそわそわし始めました。1人の女性など、15時のフェリーに乗らないと娘が待っていると訴えています。30分ほど経つとたまりかねてそれぞれ歩き始めました。1人はあてもなくと言っていたし、他のグループはタクシーに乗ろうかそこまでする必要がないか相談していました。
バス停には貼り紙がしてありました。朝のイベントのために13時までバス停は閉まっており、前から待っていた人たちは再開後に来て1時間ここで待っていたのです。運転再開が遅れているとしても14:27、14:45、14:57のどれかには乗れるでしょう。
私たちはまだまだ時間があったので気長にバスを待っていましたが、ここに書いてあるDouglas at Fortまで行けば、バスには乗れるんだろうということが気になっていました。ただ、そのバス停がどこかわかりません。バス停の中にいるおじさんは旅行者ではなさそうで、もうすぐきっと来るだろうと話しかけてくるし、歩いて行ける距離ならきっと歩き始めるはずと思い一緒に待っていました。
他のバス停にはボチボチ到着し始めているのに、ここだけは来ない・・・1時間を過ぎていよいよ焦りだしたとき、向こうで発車待ちしていた1台のバスが近づいてきました。ドライバーが電話でどこかと協議しています。そして話し終えると待っている人たちみんなに「乗って行け」と。どうやら、このバス停はこの日終日運休に決まったようで、待ちぼうけの私たちを見つけDouglas at Fortまで送ってくれたのです。長老教会がすぐそこに見える場所でした。
Douglas at Fortからのバスでもさらに20分待ちます。やっと到着したバスは各停でしたが、次のバスよりは早く到着するようです。走り始めてすぐ、市庁舎を通ります。
このバスときたら行きとは違いまさかのたっぷり90分。フェリーターミナルに到着したときは17時のフェリーギリギリの時間になっていました。
ところが、フェリーターミナルも長蛇の列。チケットを持っていない人は全員並ぶよう指示を受けましたが、乗れるかどうかはわからないと言うではないですか。半べそをかいている人もいましたが、特別扱いはありません。結局、満員だったようで1時間後の18時のフェリーに乗ることになってしまいました。行きはガラガラだったので、まったく想定外の事態。たぶん、車を優先して人数調整しているんじゃないかなぁという気がしました。
帰りのフェリーは超満員。私は比較的早くに乗り込んだのでまだ大丈夫でしたが、座るところを探すのも大変なほどの混雑。席を離れるわけにもいかないので、ランチで持ち帰った中華ちまきを食べてのんびり座っているしかありませんでした。
フェリーターミナルからのバスに乗れなかったら困るので、到着前に乗降口へ向い、並んで待ちました。下船してからターミナルの外へ出るのには結構歩きます。
降りると自動券売機がありましたが、なぜかクレジットカードが使えません。続々人が降りてくるので、諦めてバスに乗り込みました。バンクーバーのバスはお釣りが出ないだけでなく、2人分であっても紙幣は不可なので注意です。
行きと違い、帰りはBridgeport 駅でもう一度チケットを買わなければなりません。ただ、空港発の加算5CADがないので、1zone 2.95CADです。
ここまでせっかく順調に行ったのに、乗った電車はまさかの反対方向。この駅は3方向に行くので、空港行と同じホームに違う電車も来るのです。隣の駅ではいったん改札を出なければなりませんでしたが、同じチケットで乗ることができました。
バンクーバー空港到着は21時。出発2時間前になっていました。時間にはかなり余裕があったはずなのに、ちょうどいい時間になってしまいました。荷物を預けたあとは、空港内を見学することもなくラウンジへ。エア・カナダのMaple Leaf Lounge(メープル・リーフラウンジ)です。
むむ?ショボイ。なに?この人の少なさ。
食べ物も少ないし、ぱっとしないラウンジ。楽しみにしていたのに~
温かい食べ物はココナッツカレーとミネストローネ風のもの。
あとはパンやクッキー。でもこのクッキーは美味しかったです。
残念だったのが、スパークリングワインがなかったこと。でも、まだまだアルコールの再開から間がなかったので、1,2杯飲んだら充分。
機内で感心したのは、国内線なのに座席のディスプレイとUSB端子が使えたこと。おまけに数は少なかったのですが、日本語対応の映画も観られました。5時間のフライトですが、時差があるのでモントリオール着は7:05。寝るべきだったんですけどね。
モントリオールは20年前に訪れているので、夕方発のVIA鉄道に乗るまで半日だけ観光する予定にしています。旧市街を馬車で回ったことやクリスマスハウスの専門店があったことなど、断片的にかなり鮮明に覚えいましたが記憶を辿ることができるでしょうか。