我が家では、誕生月前後1ヶ月を「誕生日特典」と呼び、あれこれサービスを受けられることになっています。先日のブルーノート東京もそのひとつ。
ま、要は誕生日に託けて、ほんの少しの贅沢を楽しもうというだけのハナシなんですけど。
お寿司屋さんは、ほぼ毎月顔を出すお店があるのですが、そこばかり行くのも新鮮味がないので、yahoo!時代のブロ友さんの紹介にあった「楠本」へ行くことにしました。
私は2度目。娘は初めてです。
ここは一斉スタートタイプのお寿司屋さんで、私たちの予約は12時。
この日は私たちと、ほかに一組。新婚ご夫婦とその妻のご両親でしたが、職業や年末の予定を誇示したい雰囲気がありあり。このコンパクトなカウンターであまりに声高く話すので、こちらはもう圧倒されて沈黙のまま食べ進めました(笑
あちらは小鉢付きのコースだったので、それが終わるまでどうやら私たちは待機。
じーっと待つこと10数分。
開始はヒラメからでした。
飲み物は、石川県のお酒、加賀鳶山廃純米をチョイス。
あ、これはダメなタイプだ・・・火入れの味満開。少し酔いが回れば気にならなくなるので、しばらく待ったほうがよさそう。
続いては漬け。ネタを準備中に削いで、ササっと漬けにしていました。
プリップリのボタンエビ。甘くてねっとり。
この日の大ヒットは、こちら鰆の炙り。香りもいいし炙りって好きです。
帆立も間違いない美味しさ。
赤身もとても美味しかったです。粘るような、とろけるような触感は絶品。トロよりも私はこっちのほうが好みかも。
続いては雲丹でしたが、手巻きだったので写せず。
日本酒は広島県の純米吟醸幻に入ります。このころには火入れでも飲める。
そしてこのお酒はそれ抜きにしても火入れが上手なんじゃないかと思いました。
穴子。これを見るたび、鰻が食べたくなる・・・
関西ではお寿司屋さんでの鰻はごく一般的ですが、関東ではNGですよね。
巻物は鮪と干瓢。
干瓢の煮加減はとても良かったです。
最後にシジミのお味噌汁と卵。
この卵は卵焼きというよりプリンみたいでした。デザートの位置付けっぽい。
にぎり 3,500円×3
日本酒 900円×2 合計12,300円
美味しくいただきました~
ネタは間違いないと思います。ただ、気になったのはシャリ。ちょっとかためでお箸だと持ち上げると崩れるんです。前回はそんなことなかったと思うんだけどな。
いつも行くお寿司屋さんは昆布〆にしたり、熟成させたりといった工夫が多く、シャリは赤酢を使っていて味もしっかり目なので、逆に言えばそれは素材の味を引き出すものだったとしても、本来のネタそのものの味とはちょっと違うのかもしれません。
そういう意味では好みの問題もあり、このふたつを比べることはできないのですが、楠本のお寿司は楽しみが少し少ないかな~という気がしました。
直球勝負が好きならば、こちらはおススメです。
で、好きな生酒もないので、お酒はつい控えめにしてしまいます。
帰宅後、速攻出掛けた先は酒屋でした(笑
続いては、その日本酒の備忘録を。