英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【長野】諏訪湖畔散策 御柱祭に遭遇&「うな藤」でうな重

2022年(令和4年)10月22日

 

全国旅行支援をきっかけに、何度も計画しては断念していた中央アルプス千畳敷カールへ行ってきました。前回は諏訪湖へ戻って宿泊した旅館の話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

長野へは大阪在住時だけでなく東京へ来てからも、上高地へ行ったり、塩尻でワイナリー巡りをしたりと訪れています。当時はブログも書いていなかったので記録に残っていませんでしたが、諏訪湖では鰻も食べています。諏訪湖といえば鰻。今回、諏訪湖畔で泊まったのは、美味しいうな重も食べたいという目的がありました。

 

その前に、朝の諏訪湖散策です。時刻はまだ朝の5時45分。日の出時刻6時の少し前です。肌寒いとはいえ、薄手のダウンを着ていれば済む程度。

 

諏訪湖は1周16kmなので、4時間あれば回れるだろうと思います。でもとりあえず朝の散歩では、行けるところまで行ってみましょう。

 

諏訪湖畔にはナナカマド・ドウダンツツジイチョウケヤキ・サクラなどが植えられています。イチョウはまだ色付きはじめでしょうか。

 

前日のしらび平バス停よりぐっと下ってきているのに、諏訪湖畔の紅葉はかなり進んでいました。一応、秋に旅行したらしい雰囲気は味わえたかも。

 

反時計回りに諏訪湖を歩くこと30分。諏訪湖から中央本線沿いの谷間にちょうど位置しているのが富士山。おお~!!! 朝焼けと共に見えればいいのになぁと思っていましたが、それは叶いませんでした。

 

旅館から2.5kmほど歩いてから引き返しました。往復5km1時間半ほどの散歩です。

 

朝ご飯のあとは、早々にチェックインして出掛けました。気になっていたのは、前日見かけたこちらの案内。諏訪湖畔で御柱祭といえば、諏訪大社の木落としを想像してしまうけど、これは「初島御柱祭だよね?

 

9時になるのを待ち構えてコースの途中にある八重垣姫の像の前まで来たけど、ちらほらと法被を着た人を見かけるぐらいで、人出が増える様子はありません。

 

この時間は逆光ではないので、これなら兜を担いでいる八重垣姫の姿がわかりやすい。そして、御柱祭はその向こうに見える初島神社に向かうようだけど・・・?

 

引き返していくと、初島御柱祭の曳行が始まっているようでした。

 

でも、御柱といっても拍子抜けするほど木は細い。掛け声をかけながら数十人の氏子が御柱のまわりにいるとはいえ、地味な地元のお祭りといった雰囲気。

 

それでもテレビ局の取材が来ていました。遠く離れた場所からボートで初島へ渡っていくのも見ましたが、いまひとつハイライトがわからないまま私たちは見学を終えました。だって15時終了と書いてあったからね。後日ネット記事を探したところ、なんとあの御柱に氏子数人が乗って初島まで湖上をボートで曳行され、御柱を建立したようでした。250m沖まであの御柱で・・・なかなかワイルドですよ、それは。

 

ボートで向かう人たちを追っていくと、蒸気機関車D51が展示されていました。昭和18年に浜松工場で製造され、昭和24年から45年まで県内を走っていたそうです。

 

自由に車体に入り、機械に触れることもできます。ここを開けて石炭をくべていたんだな。

 

そしてこちら側に、きっと石炭が積まれていたんだ。なんと原始的な仕組みだったことか。役目を終えてまだ50年余りというのに、世の中は随分進化してしまいましたね。

 

さて。ランチにはまだまだお腹の減り具合も充分ではありませんでしたが、早朝から歩いたこともあって、これ以上諏訪湖を回る気にもなりませんでした。御柱祭もいまひとつわからないし、ちょっと早いけれど鰻を食べに行くことにしましょう。

前日現地をチェックしたのは2ヶ所。電車の時間との兼ね合いで、11時開店のお店をピックアップしていました。そのうちのひとつのお店で混み具合を尋ねたところ、お店の方の対応がとても良かったので、そのうな藤へ向かいます。もうひとつ地図に載せた

うなぎの老舗古畑も人気店です。

 

11時に到着すれば、並んだとしても入れないほど混むことはないという説明でした。というのも、前に下諏訪の小林へ行ったとき、ちょうど満席になってしまったので、かなり長時間待ったことがあったのです。そのときは非常に暑い時期で、待ち時間がつらかったことを覚えています。

 

でも、その小林の鰻がとても美味しかった記憶もあるので、今回も諏訪湖で鰻を食べたいと思ったのです。鰻といえば浜名湖というイメージが強いですが、かつては浜名湖の鰻が天竜川を上り諏訪湖で育ったそうで、今でも諏訪湖近辺には多くの鰻屋があります。

 

店内は18席。開店より少し遅れましたが、土曜日の11時過ぎだとまだ待つことなく通していただけました。

 

うな重松3,025円特上6,105円。うなぎの大きさや枚数によって値段が違います。

 

他にも酒の肴が揃っていますが、残念ながら到底食べられません。肝焼きう巻きのほか、牛すじ煮込みも美味しそうなのにな。

 

松のお重に肝吸いと香の物が運ばれてきました。

 

しまった。ピンぼけだ・・・松 3,025円です。尻尾のところじゃないし、このサイズ3枚は充分過ぎる量。

 

タレはあっさり仕上げなので、この濃厚なタレを追いダレとしてかけてくださいとのご案内。

 

一口食べて、しっかりした食感に驚きました。あれ?とまずは違和感。そして次に思い出しました。そうか!蒸していないんだ!そういえば関西の鰻はこういう味だった。

このうな藤さんは関東風に背開きにして、蒸さずに焼き上げる関西風で仕上げています。関西風や関東風などの違いをあまり感じない私が思い出したほど両者の違いは明白で、10数年のうちにすっかり関東風の鰻の味に慣れていたことに気づきました。香ばしくておいしい。

 

地域クーポンはこの鰻に消えました(笑

でも、うな重と瓶ビールで6,710円。お支払いしたのが7千円で収まるとは、なんともありがたや。めちゃくちゃ得した気分で諏訪湖を後にしました。うな藤、おススメです。

tabelog.com