2025年(令和7年)2月10日(月)
取り寄せもできるけれど、実店舗で受け取れば送料がいらないと気づいた京都のミシュラン店 紫野和久傳 の商品。前回は12月のぐぢとおろし蕪の鍋だったな。
毎月のようにメニューが更新されるので、年が明けてから店舗に寄ってみました。もちろんHPからでもチェックできます。
1月当時の品揃え。2度注文した京のひめ苞シリーズのほか、お持たせや炊き込みご飯などが並んでいます。
気になるメニューはいのししのすき焼き(10,800円)か本鮪とめかじきの野菜鍋(15,120円)。ところが、ヨーロッパから帰国して落ち着いたころに注文しようと思っていたら、発送担当の店舗が遅いお正月休みに入るということで発送不可。
京野菜鍋(2人前10,800円/4人前21,600円)や京都牛サーロインの野菜鍋(2人前16,200円)もあるけど、この籠が不要だわ。それならば、2月に入るとイノシシもすき焼きから牡丹鍋になると伺ったので、翌月になってから注文しました。注文は3日前の14時までが基本。


祝日の前日となる2月10日を狙いました。電車で持ち続けるのは重くてちょっと厳しいので、網棚に上げたほうがいいかもという重量感。箱は京のひめ苞シリーズなので、前回、前々回と同じ。
箱を開けると紙製の包みに入っているのだけど、重い原因は保冷材の存在。がっつり大きなものがセットされていました。
今回の注文は京のひめ苞 牡丹鍋 10,800円。1月末までの猪のすき焼きが牡丹鍋になりました。
今回の特色は何といってもこの出し汁。白味噌仕立てで実山椒が入っていました。楽しみ!
具材は癖のある野菜が中心。苦みがあるものが多いので、好みは分かれるかもしれません。
パッと一見した感じが、そもそも一般的な具材じゃないという印象。
茗荷とクレソンなど、最近でこそ鍋にも使うと知ったけれど、これまでのイメージにはありませんでした。セリ、菊菜も入っています。
丸っこいのは蕗のとう。熱が入るとさらに苦みが増すし、万人受けするタイプではないかもね。でも、私はこういうの好き。
ささがき牛蒡は味が落ちています。あとはあわび茸と木耳。ふむ、木耳も鍋にいけるのか。淡白な味なので、白味噌味というところがいいのかな。
猪肉はバラ肉のほか、下には赤身が敷き詰められていて、見かけよりもたっぷり入っていました。
これで全量。これまで食べた経験からいくと、ちょっと物足りないかもというボリュームなので、あとで家にある野菜を足してみるのもアリかも。
食べ方は、お出汁が温まったら具材をすべて入れてよし。〆はおうどん以外に、雑炊も推奨されていました。それ、いいかも。
実山椒が猪肉に合って美味しくいただきました。お出汁は若干控えめの薄味。お肉の量がそこそこあるので足りましたが、やっぱりちょっと全体量は少ないと思います。自分ではなかなか気づけない取り合わせを知るのに参考になるという位置付けかも。
〆は卵雑炊にしました。濃すぎない白味噌味は上品で、実山椒も美味しかったです。京のひめ苞シリーズはこれで3度いただきましたが、同じ価格であればうどんすきをがっつり食べるほうが満足度が高いという結論に至りました。これまでの鍋は、自分で具材をチョイスして作るときの参考にできればと思います。ちなみに今は筍と焼き穴子の鍋などを受付中。美味しいのは間違なし!
返す返すも残念なのは、1年間楽しんだ富小路山岸のおうち懐石がなくなったこと。それだけではなく、OMAKASEや一休.comを通しての取り寄せも減っているので、新規開拓するため重い腰を上げようとしているところです。