英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ANA】ウィーン空港からビジネスクラスで帰国/お土産編&機内映画編

2025年(令和7年)1月5日(日)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ、イタリアのミラノを回り最後の国スロバキアの首都ブラチスラバと周遊し、帰国です。前回はウィーン国際空港のAustrian Loungeの話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

10:25発のフライト。そろそろ搭乗時刻です。

 

 

座席は変わらず真ん中の2席。

 

去年から変更になったETTINGER (エッティンガー)のアメニティは、また違う色でした。CAさん曰く「私たちも知らないぐらいいろんな色があるんです」。

 

包装用のビニール袋や歯ブラシなどのプラスチック製品を極力省いたもので、私は好印象を抱いています。ただ往路でも書きましたが、スリッパに入っていた靴べらがなくなると案外不便と気づきました。

 

東南アジア便と違ってウェルカムドリンクが省略されることはありません。ビジネスクラスの価格が倍ほど違うものね。

 

機内で見る安全のしおりはポケモンに代わっていました。私、歌舞伎バージョンが好きだったんだけどな。

 

離陸後1時間半ほど経って飲み物の時間になりました。

 

アミューズとともにシャンパンをいただきます。

 

アミューズ ●フォアグラカナッペ ●ニソワーズサラダ

 

食事は毎度洋食のチャレンジを試みるのですが、アペタイザーにプラスして、牛フィレ肉のソテー鱸のソテーがドーンと出てくるだけと思うと萎えちゃう。

 

洋食のアペタイザーがビーツでマリネしたスモークサーモンだけということから考えると、断然和食と思ってしまうのは私だけ?アルコール必須だということもあるかな。

 

前菜 ●蛸柔らか煮 ●玉子焼き ●蓮根挟み揚げ ●帆立貝柱幽庵焼き

今回大満足で食べた蛸、機内食でも登場です。柔らかく美味しく仕上がっていました。ミニカップはメニューに載っていないけど中身は何だったんだろう。

 

小鉢 鶏と茄子の煮おろし

 

小鉢 ローストビーフ オリーブポン酢掛け

 

主菜 鮭照り煮

鮭を照り煮にするというイメージがわかなかったのですが、他の魚の煮付けつけとは違って汁もなく、焼き魚っぽくしっかりしていて美味しかったです。

 

御飯・味噌汁・香の物

品数もあって充実しているので、やっぱり和食が好み。でもそろそろANA機内食以外のものも食べてみたい。ダイヤモンド会員を諦めて他のスターアライアンスで羽ばたいてみるかな。

 

赤ワインに移行して、機内食終了。あとは転寝をしながら映画を楽しみました。

 

ここから先は、朝食まで以下のメニューからチョイスです。おにぎりセットは初めて見るし、ガーデンサラダやチーズなども食べたいのに、胃袋に限界があるのが残念。

 

それでもやっぱりワインのお供はチーズ盛り合わせ。

 

飲みすぎ注意とばかりに配られた追加の水は200mlの小さいサイズでした。

 

そして、どこからか匂いが漂ってくると頼んでしまうのが一風堂プラントベースラーメン プラとん(Pla-Ton)~

 

朝食は和食の主菜 鱈生姜煮に魅力を感じなかったので、洋食をチョイス。

メインの野菜のチェダーチーズのフリッタータは味も見てのとおりから想像するとおり。取り敢えずOKでした。

 

フルーツはいまひとつでしたが、パンはまぁまぁ美味しかったという記憶があります。

 

羽田空港ではポケモンジェットに遭遇しました。

 

今回の旅行は5ヶ国を周遊していますが、観光施設に入ることを重要視していなかったので、かなりゆったり過ごせたという感想を持っています。サンティアゴ・デ・コンポステーラだけは自力で行ったほうが良かったと思いますが、バス停から中心部が遠かったこともあってやむをを得なかったし、他も見損ねたところは多々あったものの街歩きとしては楽しめました。前年のルクセンブルクマドリード・リヨンの周遊がどこもとても寒かったので、余計に今回ゆったりできたと思えたのかもしれません。盗難にも会いましたが、何度思い返してもいい旅行だった満足しています。

 

【お土産編】

ブリュッセルで購入したワッフル3.29EUR(562円)。もっと買えばよかったのだけど初日だったのでこれだけしか買わずにいたのが心残り。

 

サンティアゴデコンポステーラのアバストス市場で購入した胡椒入りチーズ9.36EUR(1,539円)。1ヶ月位で使ってしまいました。すりおろしてパスタやグラタンなどにかけてると胡椒の味もプラスされてめちゃ美味しかった。

 

同じくサンティアゴ・デ・コンポステーラで購入したヤコブのアーモンドケーキとして知られるTarta de Santiago(タルタ・デ・サンティアゴ)は一番小さいサイズを購入4.5EUR(769円)

 

持ち歩いているうちに十字架は崩れてしまいましたが、素朴な味わいに病みつき。アーモンドプードルのしっとりした食感がとても美味しかったです。

 

ポルトのボリャン市場で購入したのはドライフルーツ2種。たぶん東南アジアからの輸入だよね。ハノイへ行ったあとだったのでつい買ってしまいました。ミックス2.5EUR(427円)・ドライマンゴー400g6.5EUR(1,111円)ハノイよりは1.5倍ほどするけど、国内で買うよりはお得かな。

 

パルマのパルメジャーノレッジャーノ専門店で購入した24ヶ月熟成で542g9.67EUR(1,638円)30ヶ月558g12.72EUR(2,153円)。保存の都合上、食べ比べられたのは30ヶ月を食べ終えるときに、代わって24ヶ月を食べ始めたときだけ。違いは私ではわからなかったけど、これを食べ始めてから家にあるグラナパダーノが物足りなくなってしまったわ。30ヶ月のほうが白い粒が大きいけど、こんなところが違いではきっとないよね。すでにあれこれチーズを持っていたので、30ヶ月を約2ヶ月で食べ終えたあと、今は24ヵ月を使用中。

 

パルマではアンチョビ150g4.99EUR(845円)も購入しています。ブラチスラバオリーブオイル1ℓ7.92EUR(1,334円)ホースラディッシュ200g1.57EUR(264円)。旅行中でもっとも物価が安かったので、お得でした。

 

でも、なんといってもお得だったのがベルガモ空港近接のショッピングモールで購入したポルチーニ100g8.99EUR(1,525円)ポルチーニ茸はランクがいろいろあって、高級になるほど形もしっかりしているの。これは割と安めのほう。

 

帰国してから見つけたポルチーニ茸は20g1,426円とある。確かにこれは高級と書いてあるけど、5倍もするので驚いてしまったよ。ポルチーニ茸は野生のまま乾燥させるので、80℃ぐらいのお湯で戻して殺菌するのがコツ。高級ならそこらあたりもきちんとしているかもしれないけど。トマト系よりもやっぱりクリーム系が合います。パスタにリゾットに大活躍。


心残りは同じスーパーにあったドライトマトを買わなかったこと。大量に入っていたので使いきれないのでは?と言われて断念したけど、いやいやきっと使ったよ。次回ヨーロッパへ行ったらイタリア食材は物色したいな。

 

【機内映画編】

実は、全編覚えている映画は皆無。それでも、この後の旅行で同じ機内映画を観てしまったので、備忘録に残しておきます。そんなわけで感想はなし。

 

ボレロ 永遠の旋律 (2024年)

フランスの作曲家ラベルによる不朽の名曲「ボレロ」の誕生秘話を描いた音楽映画。1928年、パリ。スランプに苦しむモーリス・ラベル(ラファエル・ペルソナ)は、ダンサーのイダ・ルビンシュタイン(ジャンヌ・バリバール)からバレエの音楽を依頼される。彼は失ったひらめきを追い求めるかのように自身の過去に思いを馳せながら、試行錯誤の日々を経てついに傑作「ボレロ」を完成させる。しかし自身のすべてを注ぎ込んで作り上げたこの曲に、彼の人生は侵食されていく。(映画.comより)


www.youtube.com

 

黒い司法 0%からの奇跡 (2020年)

冤罪の死刑囚たちのために奮闘する弁護士ブライアン・スティーブンソンの実話を映画化したヒューマンドラマ。黒人への差別が根強い1980年代の米アラバマ州。犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルター(ジェイミー・フォックス)を助けるため、新人弁護士のブライアン(マイケル・B・ジョーダン)が立ち上がるが、仕組まれた証言や白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の困難に直面する。(映画.comより)


www.youtube.com

 

キャンディ・ケイン・レーン (2023年)

イタズラ好きな妖精の魔法によって混乱に陥った町に平和なクリスマスを取り戻すために奮闘する一家の姿を描いたファンタジーコメディ。
ご近所仲間で行われている毎年恒例のクリスマス・デコレーション・コンテストで優勝することに熱意をささげるクリス(エディ・マーフィ)。ある年のクリスマス、ペッパーというイタズラ好きな妖精(ジリアン・ベル)とうっかり契約して、クリスマスシーズンの12日間を盛り上げる魔法をかけてもらうことにしたクリスだったが、そのせいで町中は大混乱に。クリスと妻のキャロル(トレイシー・エリス・ロス)、そして彼らの3人の子どもたちは、町の平和なクリスマスを取り戻そうと魔法を解くための冒険を繰り広げる(映画.comより)


www.youtube.com

 

クイズ・レディー (2023年)

母親のギャンブルの方に愛犬を連れ去れらた女性が、姉の協力を得てゲーム番組に出場し、一獲千金を狙います。


www.youtube.com

 

違国日記 (2024年)

コミック誌FEEL YOUNG」で2017年から2023年まで連載されたヤマシタトモコの同名漫画を映画化し、人見知りな女性小説家と人懐っこい姪の奇妙な共同生活を描いたヒューマンドラマ。
大嫌いだった姉を亡くした35歳の小説家・高代槙生(新垣結衣)は、姉の娘である15歳の田汲朝(早瀬憩)に無神経な言葉を吐く親族たちの態度に我慢ならず、朝を引き取ることに。他人と一緒に暮らすことに戸惑う不器用な槙生を、親友の醍醐奈々(夏帆)や元恋人の笠町信吾(瀬戸康史)が支えていく。対照的な性格の槙生と朝は、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なるかけがえのない関係を築いていく。(映画.comより)

確かに見たことを覚えているのはこれ。しかも今になって、槙生役が新垣結衣だったと知りました。しばらくテレビを見ないうちにこんな雰囲気の女優さんになっていたのね。


www.youtube.com

 

Goodrich (2024年)

現代のロサンゼルスを舞台にしたホリデーシーズンを描くコメディ。アートディーラーのアンディ・グッドリッチ(マイケル・キートンキートン)は、リハビリ施設に入所した2番目の若い妻から離婚を切り出され、9歳の双子の面倒を見ることになる。仕事そっちのけで慣れない育児に奮闘し途方にくれるアンディは、成人し妊娠中の娘グレース(ミラ・クニス)に助けを求めながら、幼い頃のグレースには決して見せなかった父親の姿に成長していくというストーリー。(映画.comより)


www.youtube.com

 

Good One (2024年)

17歳の少女サム(リリー・コリアス)が父とその友人との山登りに付き合ううちに、大人世代とのズレを感じ始めて…。カンヌ国際映画祭出品。


www.youtube.com

 

3ヶ月の長きに渡りお付き合いいただきありがとうございました。これで、ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅行記は終了です。次回から少し備忘録を書いたあとは先月のゴージャスな国内宿泊について書く予定にしています。

 

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 グルメブログへ



【空港ラウンジ】ブラチスラバからウィーン空港「Austrian Lounge」

2025年(令和7年)1月5日(日)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ、イタリアのミラノを回り最後の国スロバキアの首都ブラチスラバと周遊し、これから帰国です。前回はブラチスラバ城や青の教会を回り、クリスマスマーケットでの食事を楽しんだ話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

翌朝は夜明け前の出発。クリスマスマーケットの灯が残るフヴイエズドスラボボ広場(Hviezdoslavovo)。到着時も同じように明るかったはずなのに、そのときはなんとなく警戒心があって突っ切るという選択肢はありませんでした。ペスト終焉を記念して建てられた聖三位一体の碑、通称ペスト記念柱が見えます。

 

UFOタワーから続く道を渡ると、すぐそこがバスターミナル。真っ暗ですが日の出時刻が7:41だったためで、7時前の様子です。

 

バス停がいくつか並んでいるのだけど、実はどれだかわからないの。ターミナルになっているので、バスが入ってきたら心配ないと思いつつ、定刻に到着してもフライトまで2:20しかなかったので、なんとなく気が逸ります。

 

電光掲示板にバスの到着が表示されますが、これは地元バスのためのもの。空港へのシャトルバスの情報はここには載りません。

 

しかも、ウィーン国際空港行きだけでなく、ブラチスラバ空港へのシャトルバスの発着もここ。次々とバスが来るだけに、逆になんとなく不安。

 

ちなみにバス停にはコインロッカーがありました。ウィーンからの日帰り旅行のあと、ウィーン国際空港かブラチスラバ空港、もしくは長距離バスでどこかへ移動する場合に便利です。

 

見ての通り7:00-20:00という時間制限があるのは注意。数はそう多くありませんが、たぶんよっぽどのイベントでもない限り、これで足るのだと思います。

 

定刻7:20に間に合うようにバスが到着しました。わざわざ指定席を取ったのだけど、みんな好きに座ってたわ。指定席料1.79EUR(300円)は無駄でした。もっと高い席だってあったのに早い者勝ち。

 

ウィーン国際空港までは45分。定刻8:20に到着しました。日曜日で道が空いていたということも考えられるので、もう少し時間に余裕を持ったほうがいいように思います。

 

空港へ着いて、すぐにラウンジを探したと記憶しています。ウィーン国際空港へ来たのは、コロナ直前の2020年1月イタリア・クロアチア旅行以来。

 

あまり大きなラウンジではなかったと記憶していましたが、果たして覚えているでしょうか。

 

今回、チェックインカウンターで案内されたのは、Austrian Lounge

 

こんなところだったかな?

 

なんとなくこんな並びだったような気もしますが、思い出せません。

 

2020年の画像を見ると、入口の色が違うので明らかに別の場所です。でも、このときはよくわかりませんでした。

 

でもカウンターはこんなふうに縦並びになっていたし、似た雰囲気を感じました。そりゃそうだよね、同じオーストリア航空のラウンジなんだし。

 

気になったのが奥にあるこのカウンター。ホットミールを置いているだけと思っていましたが、スタッフが常にそこに立っているので偵察しにくい。

 

カウンター上に置いてあったメニューはEigericht=卵料理eierspeise=スクランブルエッグと書かれていて、下段には英語で記載されています。

 

なるほど手前のお鍋の中身はスクランブルエッグのようだけど・・・

 

どうやらそこに立っているスタッフはホットミールを盛り付けてくれる専任だったようで、お願いすると次々と取り分けてくれました。

 

よく見ると、ちゃんと見本も横に置いてありました。

 

まずはクリームポテト&キャロット

 

そして豆料理Hartberg Jogllandとポテトコロッケ。HartbergJogllandはどちらもオーストリアの地名。このあたりのローカルフードなのかな。

 

でも、他はあまり食べるものがありませんでした。この置き方は前回を思い起こさせるほど類似のディスプレイ。

 

パンにはさんで食べるとちょうどいい感じだけど、サラダはあったかな?

 

飲み物は冷蔵庫に揃っています。

 

他に、Blaufränkisch(ブラウフレンキッシュ)種を使用した赤ワイン、スパークリングワインや白ワインも冷えています。

 

甘くて飲めなかったのがオーストラリアビールのGösser(ゲッサー)。でもこれはビールではなくてNatur Radlerというレモネードだったみたい。


他、デザートはヨーグルトなど。やっぱりウィーン国際空港のラウンジはショボいという感想。

 

でも搭乗後は食事も出るし、ちょうどいいかもしれません。ただ、内容は別にしてここを選んだことが失敗だったこともあとでわかります。

 

トイレは完全密室タイプ。シャワーの利用もできます。

 

搭乗まで1時間を切ったので、スタイリッシュなブースの横を通ってラウンジの外へ出ます。

 

もうひとつのSKY Loungeだったらどうだったんだろうな。こちらをアサインされることもあるみたいだったんだけど、プライオリティパスでも利用できるので、こっちのほうがいいということはないと思うのだけど。

 

このあと歩いていて気づいたことは、このラウンジの位置はたぶん保安検査通過後のてラウンジで、さらに出国審査を受けた後に別のAustrian Loungeを発見しました。まったくの調査不足。ただ、2020年時のラウンジがAustrian Senator Loungeだとしたら、今回はちょっとナイスなホットミールがあった分だけ良かったかもしれません。デザートはショボかったけどね。ラウンジはひとつじゃない。要チェックです。

続く 【ANA】ウィーン空港からビジネスクラスで帰国/お土産編&機内映画編

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 グルメブログへ

【スロバキア】ブラチスラバ城&青の教会/夜のクリスマスマーケットも満喫

2025年(令和7年)1月4日(土)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けています。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ、イタリアのミラノを回り最後の国スロバキアの首都ブラチスラバへ来ています。前回はブラチスラバ旧市街を散策した話を中心に書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

午後からはブラチスラバ城へ向かいます。今回のヨーロッパ旅行で積雪していたのはここだけ。ブラチスラバ城の位置は、バスターミナルの向こうにある丘の上。雪があっても上がれるのかしら。

 

1452年に建てられたブラチスラバ最古のカトリック教会の聖マルティン大聖堂。1563-1830年のあいだマリア・テレジアを含むハンガリー国王・王女の戴冠式が行われてきた教会です。

 

道路を渡ると中世の城壁。14-15世紀にかけ、ミハエル門など4つの門以外から入れなかった旧市街を取り囲む城壁が見られます。

 

城壁を眺めながらブラチスラバ城へのアクセスを探ります。道路を渡ると日当たりも悪く、メインの道を逸れると雪が残っていて危なそう。

 

公園の階段を上ったところにブラチスラバ城が見えているのですが、凍結していて這いつくばらんかの如く歩く人たち。ここはいくらなんでも危険だわ。

 

結局、大回りして車道を歩き15分ほどかけてブラチスラバ城入口へ到着しました。

 

手前側にはCastle caféがあるみたい。

 

さらに先の門へ進みます。門の上には騎士と砲台が見えます。

 

1740年マリア・テレジアハンガリー女王になったときには、オーストラリアとハンガリーの両方に住むことを約束し、多くの時間をこの城で過ごしています。入口手前には、9世紀モラヴィア王国だった当時にこの地を治めていたスヴァトプルク1世騎馬像(Svatopluk I)

 

ここから内部見学ができる博物館(14EUR)となっていましたが、雪道をトライした挙句の遠回りですっかり力尽きていました(ブラチスラバカードがあれば無料)

 

博物館へ入ると美しいバロックガーデンも見渡せ、旧市街を一望できるクラウンタワーへも上れるようですが、バロックガーデンなるものがあることすら失念していました。

 

ドナウ川の橋上にあるのがUFOタワー。展望台はもちろん、レストラン、塔の外側を歩くアクティビティのスカイウォークも体験できます。ウィーンからの鉄道駅もあちら側です。

 

タワーの画像が少し小さいのでわかりにくいと思いますが、スカイウォークは円盤部分の外を歩くアクティビティ。動画もアップしておきます。

www.youtube.com

 

行きに凍結で上れなかった公園はすぐそこ。歩いている人もいるけど、やっぱり怖いわ。聖マルティン教会の緑の尖塔もすぐそこに見えます。

 

ブラチスラバ城のそばには巨大な3体の像がありました。これだけ大きな像であるにもかかわらず、なぜかどこにも説明がない。この地は紀元前から人が住まい、スラブ民族の移動によってモラヴィア王国が成立したと言うから、キリスト教の伝道者なのかもしれません。

 

ブラチスラバ城から降りてくると、違う角度から中世の城壁マルティン大聖堂、そしてUFOタワーが見え、そのあいだを主要道路が突っ切っています。中世と近代が融合した街。

 

14時半。ブラチスラバ城の向こうに陽が傾いてそろそろ夕方の様相。でも、もう1ヶ所行きたいところが残っています。

 

それがここ。こちらも西陽を遮るように撮ると色が映えないので残念。聖アルジュベタ教会(Farský kostol sv. Alžbety)、通称 青の教会です。

 

逆光の中で精一杯撮ったのがこれ。旧市街からは外れているのに人気の場所で、多くの観光客が訪れていました。

 

より本来の色に近いのが入口のこの色。この時間、中には入れませんでした。

 

柵越しに撮った内部。やはり中も青がきれいです。

 

旧市街へ戻った15時半、フラヴネー広場のクリスマスマーケットはかなりの賑わいでした。

 

長時間歩くと体調が悪化する相棒とホテルへ戻り、私は再びクリスマスマーケットへ戻ります。

 

一度は食べたかったじゃがいもで作られたクレープ、Lokša(ロクシャ・ロクシェ)を購入。

 

真ん中のbryndzová4EUR(673円)にしたのだけど、どうやら羊乳チーズらしい。物価は安めのスロバキアにおいて、そこそこ高いよね。

 

すっかり日が暮れてからのフラヴネー広場は、ライトアップでロランド噴水の存在感が増してるわ。

 

飲食コーナーも大賑わい。真っ暗だけど17時なので、ウィーンからの日帰りでもまだまだ楽しめます。

 

そして、前回ご紹介した日本大使館の片鱗をはっきり見つけました。右に日の丸が掲揚されています。いい場所にあるわ~

 

シェーネ・ナーチ像(Schöne Náci)はちょうどその角に立っています。

 

旧市庁舎の奥にある博物館前の広場もライトアップされていました。

 

ホテル前広場のクリスマスマーケットも盛況。ちなみにこの広場の名前はフヴイエズドスラボボ広場(Hviezdoslavovo)。一生覚えられない。正面の建物はスロバキア国立劇場です。

 

スロバキア国立劇場1886年にオープンしたオペラやバレエなども上映する歴史的建造物で、映画のだめカンタービレを撮影した場所なのだそうです。

 

クリスマスマーケットの一番人気は、たぶんホットワイン

 

なんといってもこの寒さ、3EUR前後という手頃感もあるので、まずは手に取る1杯でしょう。でも私たちは場所を移動するたびにワインを調達していたので、部屋で飲みます。今回の旅行中に消費したワインは、レストランで頼んだものを含めて14本の他、グラスワインやミニボトル、ワイナリーでの試飲、ビールも含めて大量消費でした(汗

 

結局、最後の食事もクリスマスマーケット、しかもこのお店ですべて買っています。

 

せっかくのスロバキアなので、ボルシチカプスニツァ各7EUR(1,179円)

 

見ても違いはあんまり分からないよね。左がボルシチで、右がキャベツスープのカプスニツァ。ほかにもブダペストで食べたグヤーシュがありました。どれも似てるわ。パニーニのようなパンがついてきます。

 

前回ウィーンへ行ったときは駆け足だったので、ウィーンをじっくり回ることも考えたのですが、逆にじっくり回るならば丸1日では到底足りないのがウィーン。食べ物中心のクリスマスマーケットも満足だったし、ブラチスラバを選んでつくづくよかったと思います。翌朝が帰国日です。

続く 【空港ラウンジ】ブラチスラバからウィーン空港「Austrian Lounge」

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 グルメブログへ

【スロバキア】首都ブラチスラバ旧市街散策/クリスマスマーケットはB級グルメの宝庫

2025年(令和7年)1月4日(土)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けています。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ、イタリアのミラノを回り最後の国スロバキアの首都ブラチスラバへ来ています。前回は深夜に到着したスロバキアの滞在先Radisson Blu Carlton Hotel, Bratislavaの朝食の話を中心に書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ブラチスラバはウィーンから電車で1時間ほどの位置にあります。娘の大学生時代の親友が、初海外一人旅でブラチスラバへ行ったので記憶に残っている街です。

 

朝食後、ホテルの外へ出て気づきました。この公園を突っ切っていればホテルへは簡単にアクセスできたのですが、クリスマスマーケットの屋台があったために逆に鬱蒼としているように見えたのです。

 

特にここ。フェンスに阻まれて勧めなかった箇所です。右手に見えるグレーの低い建物がアメリカ大使館の警備室で、この右側を歩くことができませんでした。ほかにもドイツやチェコの大使館もあるのですが、アメリカ大使館だけがフェンスを張っての厳重警戒。そのせいで、ぐるりと大回りして車道を歩きホテルへ向かったのでした。

 

今回の旅行中、ブリュッセルポルトベルガモでクリスマスマーケットを見ましたが、食べ物が中心だったのはここだけ。絶対に食べたい。

 

なにやら肉料理っぽいものが煮込まれている屋台に心惹かれます。でも、まだ開店したばかりで人がいないので、雰囲気が掴めません。

 

多かったのが、Lokše(ロクシャ・ロクシェ)と呼ばれるじゃがいもで作られているクレープのように薄い生地のもので、塩辛いフィリングか甘いフィリングを入れて巻いてあります。

 

2EURぐらいからあったのだけど、なにぶん何が入っているかがわからないので、躊躇う私たち。

 

変わり種では魚の燻製を売っているお店がありました。鰈、鮪、鰻など馴染みの魚。

 

ŠPORTYと書かれているのが小魚だったので買おうと思って聞いてみると、少量ではダメらしく断られました。鰊の小魚だったみたい。キロ単位なのかな。その隣は顔をこちらに向けて並べてあって、鯖。

 

旧市街の路地を歩いて散策を始めます。道に雪はないもののものすごく寒い。内陸部の冷えが突き刺してきます。

 

旧市役所前のフラヴネー広場へ入ると、ここにもさらに規模の大きなクリスマスマーケット。

 

正面の建物が旧市庁舎。手前の騎士像はこの広場を通れば必ず目に付くロランド噴水です。

 

ここがブラチスラバ旧市街の中心となる広場で、ぐるりと囲む建物に日本大使館とフランス大使館が入っています。

 

日本大使館が入っているのは右側の薄い緑の建物で、国旗が掲揚されています。まだまだ準備中が多いマーケットに隠れていますが、拡大すればちゃんと日の丸が確認できるの。

 

屋台の隣に食事スペースが設けてあって、ここがイートスペースになっているのだけど賑わうのはもっとあと。正面側のロランド噴水が見えます。

 

この広場の屋台では、このコック帽をかぶって揚げ物をしていた恰幅の良いおじさんが一際存在感を放っていました。

 

他にもいろんな種類の食べ物の屋台があって、たとえばピザ。

 

こちらではおうどんのように太いパスタを調理中。でもHand made pasta with nuts and jamと書かれているのを見てビビってしまったわよ。甘いのもあるの?

 

旧市役所を先に進むと1781年築のプリマティア宮殿

 

ピンク色がかわいいプリマティア宮殿は、内部見学のツアーがありますが撮影は禁止なんだって。

 

隣に建つのが市立博物館と、奥に旧市庁舎の時計塔。緑の屋根の模様は、ウィーンのシュテファン大聖堂ザグレブ聖マルコ教会、その他ブダペストの多くの建物でも見かけたモザイク模様がかわいい。

 

中へ入るとパティオになっていて、右側に博物館の入口があります。

 

見上げると時計台。このあたりは建物が複雑で、どれが旧市庁舎で、どれがPawera邸Apponyi宮殿なのか、GoogleMapや観光案内を見ても区別がつきません。一体化しているのでしょうか。

 

旧市街で見そびれてはいけないミハエル門へ向かいます。高さ51mの特徴的な塔が見えてきました。時計の下のバルコニー部分に人が歩いているのも確認できます。

 

かつてブラチスラバの旧市街には4つの入口からしか入れませんでした。現存しているのはこのミハエル門のみ。

 

建物の右側に入口が見えます。今は武器博物館として公開されており、チケット6EURは近くの薬局で売っています。螺旋階段を上がるとブラチスラバ旧市街が一望できる展望台なのだけど、なぜか上るという選択肢がなかったわ。

 

ミハエル門の下には、各地の方角と距離が埋め込まれていました。

 

東京までは9,192km。上からヘルシンキ1,430km、ワルシャワ530km、モスクワ1,632km、北京7,433km、ソウル8,138kmと書かれています。一番遠かったのはシドニー15,914kmだったかな。

 

印象的な写真がいくつも貼ってあったBARBAKANは有名なお店かと思っていたら、かつてエスプレッソバーやワインショップ、スーベニアショップなどが入っていたようでした。すっかり観光客は戻っているように感じたけど、やっぱり新型コロナウィルスの影響だよね。

 

旧市街を抜けると、14世紀にボヘミアの司祭だったヤン・ネポムツキー(Saint Jan Nepomucky)があります。プラハへ行ったときカレル橋でお目にかかりました。川へ投げ込まれた方ですよね。向かいには聖ミカエル像もあったんだけどな。

 

旧市街を出てスーパーを探しに行きました。1760年ハンガリー商工会議所長だったハンガリーの貴族、Antal Grassalkovich(グラサルコビッチ・アンタル1世)によって建てられたグラサルコビッチ伯爵宮殿が見えています。現大統領官邸として使われています。

 

スーパーはいくつか見つけたのですが、BILLAが一番大きかったかな。

 

近くにあった像はスロバキア初の郵便ポストの記念碑

 

新市街にはトラムが走っていますが、GoogleMapで見る限りはそんなに長い距離は通っていないみたい。ウィーンから国鉄ブラチスラバへ訪れる場合は、鉄道駅からバスで旧市街へ向かうことになります。

 

BILLA以外のスーパーはそう大きくなく、あれこれ見つけるのが大変だったのですが、この真正面の茶色い模様がついた建物がPrior Bratislavaというショッピングモールで、中にTESCOというスーパーが入っていたみたい。何度も通ったのだけど、信号も消灯していたぐらい人が少なかったのでわかりませんでした(もう少し離れるとさらに大きなNivy centrumEuroveaというショッピングモールもあるようです)

 

Lidlというスーパーではレシートをスキャンしないと外に出られませんでした。何も買わなかった場合、誰かのうしろからすり抜ける以外は、どうするんだするんだろうな。

 

再び旧市街へ戻ってきました。

 

全体的にパステルカラーでかわいらしい街です。観光客も多いのですが、時間が経つにつれ増えてくるのでたぶん滞在のためではなくウィーンからの日帰りなのでしょう。

 

お店にはクリスマスバージョンの人形たち。このお店には等身大ともいえる王妃らしき姿も。

 

珍客も忘れずにご紹介しましょう。ここは旧市役所のあるフラヴネー広場への通り道で、何度も通っています。そこに・・・見えるかしら。

 

ほら、ここ。マンホールから這い出すチュミル像Čumilスロバキア語で「覗きや」という意味だそうです。

 

GoogleMapではマンホール作業員とも表示されていますが、覗きだなんて悪趣味のチュミルさん、人気者でした。

 

他にもベンチの背に肘を付くナポレオン像や、ツーショットの写真が撮れるシェーネ・ナーチ像(Schöne Náci)などもありました。そういえばポーランドボロツワフでは小人にいっぱい会ったっけ。

 

昼を過ぎ、ホテル前のクリスマスマーケットも軽食を求める人たちが増えてきました。

 

レストランで食事をするはずが、ついクリスマスマーケットの魅力に負けてチガーンスカ・ペチエンカ(Cigánska pečienka)8EUR(1,347円)を買ってしまいました。クリスマスマーケットで人気のパニーニかハンバーガーのようなもので、煮込んだ豚肉と玉ねぎなどが入っていて美味しかったです。物価は安いはずだけど、具沢山とはいえ高いよね。

 

クリスマスマーケットがあったために、ぼんやり立てていた食事の計画はすっかり追いやられてしまいました。もちろん、話せないし読めないだろうブラチスラバでの不安も無意識のうちにあったと思います。ただ、これぞ私たちの好きな食べ物中心のクリスマスマーケットだったので、テンション高めでもありました。

 

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 グルメブログへ

【スロバキア】4つ星ホテル「Radisson Blu Carlton Hotel, Bratislava」朝食編

2025年(令和7年)1月4日(土)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けています。ベルギーのブリュッセルポルトガルポルト、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ、イタリアのミラノを回り最後の国スロバキアの首都ブラチスラバへ来ています。前回は深夜に到着したスロバキアの滞在先Radisson Blu Carlton Hotel, Bratislavaの室内のご紹介を中心に書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

翌朝のラディソンブル。朝食は食事付き21,360円/2人、食事なし15,854円に分けて予約しています。曜日による価格差はあるとしても1食2,753円。充実していてほしい。

 

前夜の到着が遅かったので、ゆっくりめの7:45に朝食会場へ向かいます。

 

期待の朝食。ハイチェアーの場所には誰もいませんが、テーブル席はそこそこの人数。

 

奥のビュッフェに行ってすぐ、私は目当てのものを見つけましたがそれはあとに(でも、ほらそこに)

 

ホットミールはウィンナー、ベーコンなどお決まりのもの。

 

ベイクドビーンズは相棒のお気に入り。

 

焼きトマトハッシュドポテトなど、種類は豊富です。

 

クレープと茹で卵。

 

卵料理はさらにスクランブルドエッグと目玉焼きも用意されていて、目新しいものは何もないけど充実しています。

 

こちらのコーナーはさらに充実していました。

 

サラダもきちんとあるし、サーモンも。肉厚だけどスモークサーモンなの。新鮮なビジュアルだわ。

 

ポテトサラダやサラミ、チーズも各種あります。この捩じったチーズはどこかで見たことがある。調べてみると2018年ポーランド旅行中、クラクフのマーケットで見たけどそれ以外にもあったかな。あっさり味なんだよね。

 

これだけ充実していたらシリアルなんて見ることもないけど、品数は豊富。

 

ペストリーもデザートも申し分ありません。

 

これはもう5つ星ホテルの品揃えだよね。こういうホテルに当たると、本当にラッキー。これぞラディソンブルの実力だと思います。ますます好感度が上がるわ。

 

フルーツまでも品数豊富なの。グレープフルーツ、オレンジ、パイナップルなど一般的なものだけど、これだけ揃うと嬉しいよね。

 

そしてこれ。今回の滞在中、朝食にスパークリングワインが置いてあったのはここだけじゃなかったかな。嬉しい~

 

白とロゼ。これを見つけたために1時間近く朝食会場に居座ったわ。

 

それともうひとつ。いつもなら気に留まらない調味料の中に見つけてしまいました。ケチャップの隣にあるホースラディッシュ。そうか、西洋わさびだもんね、食べるんだ。この出会いのおかげでブラチスラバのスーパーで探しました。超重宝して、ちょうど本日使い終えました(その後の旅行でまた調達したので在庫ありです 笑)

 

朝ひと段落着いた頃には、エレベーター前に水や果物などが置いてありました。行き届いたサービスです。

 

ラディソンブルホテルは場所によって5つ星ホテルとして営業しています。そのためもあってか全体にクオリティが高め。ヨーロッパ内で独特の料理が出てくることはまずないので、一切れサイズのサーモンがあるだけでも上出来というもの。スパークリングワインもあって大満足の朝食でした。

続く 【スロバキア】首都ブラチスラバ旧市街散策/クリスマスマーケットはB級グルメの宝庫

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 グルメブログへ

【スロバキア】深夜に到着4つ星ホテル「Radisson Blu Carlton Hotel, Bratislava」施設編

2025年(令和7年)1月3日(金)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れ、4ヶ国目イタリアのミラノからウィーン空港へ飛んでいます。前回はベルガモ空港隣接のショッピングモールと空港でスパークリングワインを楽しんだ話を書いています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

30分遅延で到着したウィーン空港。ちょうど乗るはずだったシャトルバスの出発時刻です。あーあ。次のバスは1:15後なんだよね。

 

といっても、深夜の空港で時間つぶしをするところはありません。それに、無事にバスが探し出せるかも心配。ウィーンの中心部へ行くバスのほか、チェコのオストラバやハンガリーの首都ブダペストポーランドの首都ワルシャワまでの長距離バスがまだこれから出発します。

 

私たちのバスが出発するのは4番乗り場。

 

そうこれ。隣国スロバキアの首都、ブラチスラバへ行きます。ブラチスラバ行はFlix BusのほかSLOVAK LINESの便もあるので要注意。2014年夏、駆け足だったけどウィーンへは行っているので、まだ行ったことのないスロバキアをチョイス。コンパクトな街と聞いているので、丸1日ならばちょうどいいでしょう。

 

緑のボディーのFlixBusを思い浮かべていたら、まさかの赤。遅延もあったためか満席だったので、搭乗前に変更しておいたのはよかったかも。でも、元の予約と同じ7.99EUR(1,350円/人)を再度払っているのは、変動式運賃といえども納得いかない。やっぱり変更じゃなくてキャンセルもしなくちゃいけなかったんだろうな(←しつこい)

 

ウィーン空港からブラチスラバまでは40分ほど。バス停は3ヶ所あって、ここは旧市街の玄関口にあるバスターミナル、Most SNP。今回の旅行で初めての積雪でした。

 

道路を渡って旧市街へ入ります。徒歩7分のはずが途中フェンスに阻まれて先へ進めない。結構てこずりました。翌朝わかったことには、公園を突っ切ればよかったのにクリスマスマーケットの屋台が視界を邪魔して、逆に深夜はわかりにくかったのです。

 

GoogleMapを見ながら歩いているのに到着しない。遠回りして凍結した車道を怖々歩き、到着したのがRadisson Blu Carlton Hotel, Bratislava、4つ星ホテルです。

 

1泊は朝食付き、2泊目は早朝発なので食事なしで予約しています。

 

食事付きで2人21,360円、食事なしで15,854円は、これまでに比べると格段に安い。でも、ラディソンブルであれば一定のクオリティは期待できるはず。

 

ラディソンブルにはこれまで、2017年ノルウェー2022年シドニーで滞在していて、どちらも印象がいいの。

 

ホテルにしては愛想のないエレベーター。社会主義国だった国にありがち。

 

エレベーターホールにこんな装置がありました。

 

靴磨き機。使ってみたかったけど、自分の靴に合うのがどれかわからなかったわ。ヌバックには無理だったかしら。

 

室内も同じく殺風景。社会主義国だった国のホテルは、だいたいこんな感じだという印象があります。

 

シンプルだけど、相棒は広い部屋が好きなので気に入った様子。私もこのホテルが一番期待できると思っていました。

 

オットマン付きの椅子。

 

ベッドのコンセント周りが少し不自由だった記憶がありますが、すっきりとしていていい部屋でした。

 

入口の収納もじゅうぶん。

 

スリッパはありませんでしたが、それも想定内。

 

ワイングラスがあるのは嬉しい。冷蔵庫には無料のミネラルウォーターがありました。

 

水回りは白と黒のスタイリッシュな空間。

 

アメニティは今回の旅行中、どこのホテルでも最低限だったのはEUのお約束かも。

 

シャワーは可動式で使いやすかったです。水も飛びにくく快適でした。

 

トイレの位置が高いのは、まぁしょうがないよね。

 

既に午前1時近く。それでも、しっかりワインを飲んでから寝ています。今回の旅行中、何本のワインを消費したかは最後の日に。

 

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ

【イタリア】ベルガモ空港はショッピングモール「Oriocenter」が隣接-空港で飲もう!

2025年(令和7年)1月3日(金)

 

年末年始ヨーロッパ5ヶ国を巡る旅に出掛けました。ベルギーの首都ブリュッセルポルトガルの古都ポルト、スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへも訪れ、4ヶ国目イタリアのミラノに滞在。夜にはイタリアを離れます。前回は空港のあるイタリアを離れる前に、ミラノ近郊のベルガモの新市街チッタバッサを歩いた話を書いています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ベルガモ空港へ到着しました。正式にはベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港(Aeroporto di Bergamo-Orio al Serio)といい、ベルガモ出身の画家カラヴァッジオにちなみ、別名イル・カラヴァッジオ国際空港としても親しまれています。空港に到着したら、観光案内所前にこんなポスターがありました。そう、こういうのが見たかったの。逆光でなければサン・ヴィジリオの丘からの旧市街チッタアルタは、こんなふうだったはず。

 

旧市街チッタアルタの入口となるサン・ジョコモ門が見えるので、サン・ヴィジリオの丘から見える景色とは角度は違うのですが、誰でも行きたくなる素敵な街だということはわかるかと思います。そりゃこの城壁をもってすれば世界遺産であることも納得だよね。

 

20:25発のフライトなので、時間は4時間以上あります。それでも空港へ来たのは、すぐ近くにショッピングモールがあるという情報を見つけていたから。目の前に見えるOriocenterです。

 

搭乗便のライアンエアは3時間前までチェックインカウンターが開かないので、荷物を持ったまま向かいます。割と雑な道で、誰かが歩いていなければショッピングモールに続いているようには思えません。もうちょっと道を整備すればいいのに。

 

広大なショッピングモールには様々な店舗が入っていますが、目当てはスーパーマーケット。イタリア食材を探します。

 

チーズには目がないけど、今回は1.3kgほど既に持っているので残念ながらパス。こんなに種類があるのにね。

 

野菜も新鮮で種類も多く、魅力的。でも探したのは乾燥ポルチーニ茸。ランチで食べたポルチーニはそこまで美味しくなかったけど、自分でも作ってみたいもの。その話はまたお土産編で。

 

1時間ほどで空港に戻り、スーツケースを預けます。ライアンエアーが定刻に到着しなかった場合、到着30分後のシャトルバスに乗れないので、出発時刻にも注意が必要。

 

空港を見て回ってもまだ2時間半ほど時間があります。ここでちょっと飲むのはどうだろう。カウンターでちょっと飲んでいるような人もいますが、テーブル席もあります。

 

ボリューミーなサラダは12.7EUR(2,150円)

 

ブッラータとアンチョビは18.30EUR(3,100円)。魅力的だけど、高っ!

 

サーモンのタルタル19.30EUR(3,280円)、チーズ盛り合わせ16.50EUR(2,800円)、生ハムなどの盛り合わせ19.50EUR(3,310円)など、選択肢はどれも魅力的。ただ、あまりお腹が空いていなかったので軽くでOK。

 

マフィンなどのデザートも充実。

 

3.5-3.9EURという数字を見れば安く思えるけど、600円前後だと考えると高いよね。本当に物価は高かったです。

 

あれこれ値段を気にしている割に、ボトルは開けちゃうのだ。今回のワイン、Contadi Castaldi Brùtがこの旅行中で一番高くて35EUR(5,950円)。日本国内では2,888-4,356円で見つけました。キリっと辛口です。

 

空港のこんなスペースでもちゃんとボトルクーラーやワイングラスを用意してくれるのがヨーロッパの好きなところ。

 

ツナ入りのミックスサラダにしました。レタスやルッコラのほか、茹で卵とミニトマト、オリーブなどが入っています。ワインと合わせて12.7EUR+35EUR=50.7EUR(8,584円)は決して安くありませんが、ワインは元値が安いのでしょう。パルマミシュラン店でも22EUR(3,740円)だったように、全体的にそこまで高くありませんでした。

 

LCC利用のときは空港で時間潰しがなかなかできません。でも、プライオリティパスの情報を得て、そういえばこういうときに使えると気づいたので、次回以降検討中です。そして定刻出発を願ったライアンエアーでしたが、やはり遅延。がーん。

 

33分遅れの搭乗。シャトルバスに間に合わないことが確定したので予約を取り直しました。でも、元値と同額さらに支払わなければならなかったので、みすみす損。変更したあと、前の予約をキャンセル必要があったとか?でも、予約変更ってのをちゃんと選択したんだけどな。モヤモヤ・・・(交通費、嫌い)

 

ライアンエアー名で搭乗しますが、飛行機はLAUDAです。もちろん、自分で歩いて行かなくちゃいけません。

 

到着はウィーン空港。ただでさえ22:30着だったのに、遅延で23時前後になることでしょう。そこから1時間シャトルバスに乗り、最後の滞在地へ向かいます。

続く 【スロバキア】4つ星ホテル「Radisson Blu Carlton Hotel, Bratislava」朝食編

にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 グルメブログへ